諸国神社めぐり

御田八幡神社(港区三田〈みた〉)

御田八幡神社社頭
御田八幡神社(みたはちまんじんじゃ)は,JR(山手線)田町駅の西南西650メートル,亀塚公園の隣に鎮座する。参道の入り口は国道15号に面している。
当社は,『延喜式』(神名帳)所載の「薭田神社(ひえたじんじゃ)」(武藏國荏原郡二座の一)の候補である。(大田区蒲田の薭田神社や大田区東六郷の六郷神社も「式内・薭田神社」の候補である。)
御田八幡宮,三田八幡,箕田八幡宮などと称したが,明治五年(1872)に郷社格となり「三田八幡神社」と改め,さらに明治三十年(1897)に現社号に定めた。
祭神は,天之児屋根命,誉田別尊,武内宿禰命で,和銅二年(709)の創立と伝える古社である。
初め別の場所に鎮座し,変遷を経て正保年間(1644-1648)に現在地に定まったという。

御田八幡神社社殿
御田八幡神社拝殿正面御田八幡神社本殿
社殿は東京大空襲(1945年)で焼失し,昭和二十九年(1954)に再建された。

御田八幡神社境内の五光稲荷神社と御嶽神社御田八幡神社境内の稲荷神社
境内に五光稲荷神社と御嶽神社の社殿が連結されて建っている。
その右に稲荷神社の祠がある。

(東京都港区三田3-7-16)
2018.4.20


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