諸国神社めぐり

今宮戎神社(浪速区恵美須西〈えびすにし〉)

浪速区恵美須西の今宮戎神社社頭
今宮戎神社(いまみやえびすじゃ)は,今宮戎駅(南海本線)の東に鎮座する。
推古天皇の御代(7世紀),聖徳太子が四天王寺を建立するにあたり,同地西方の鎮護としたのが創建と伝える。 祭神は,天照皇大神,事代主命,素盞嗚尊,月讀尊,稚日女尊である。このうち事代主命が「えびす様」として特に親しまれてきた。
聖徳太子が四天王寺を建立した時,寺の鎮護として祀られたのが発祥と伝える。
当社の鎮座地はかつては海岸沿いであり,海の幸とかかわる土着の信仰が基層にあると思われる。
時代が下って,海産物にとどまらず商業の神としても信仰されるようになった。
現在は大阪の商業の守護神として信仰され,1月10日の「十日戎」で授与される縁起物の「福笹」は有名である。
浪速区恵美須西の今宮戎神社拝殿正面
浪速区恵美須西の今宮戎神社拝殿浪速区恵美須西の今宮戎神社拝殿内部
浪速区恵美須西の今宮戎神社本殿浪速区恵美須西の今宮戎神社本殿(横から)
流造の本殿は拝殿とは独立して建っている。

浪速区恵美須西の今宮戎神社境内の稲荷神社
境内に稲荷社(祭神は宇賀御魂神)と大国社(祭神は大国主命,およびアマテラスとスサノオのウケヒによって生まれた正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命,天之菩卑能命,天津日子根命,活津日子根命,熊野久須毘命,多紀理毘売命,市寸島比売命,多岐都比売命の五男三女八柱の神)がある。

(大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10)
2007.11.20, 2016.7.21

今宮戎神社ホームページ


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