天満宮は,阪急石橋駅の北約2.5キロメートル,池田市の五月山の南麓に鎮座する。畑天満宮とも称す。
菅原道真公を祭神とする。
創建は平安時代の永長二年(1097)で,天正年間(1573-1591)に兵火で焼失したが文禄四年(1595)に再建されたと伝える。
その後,元禄,宝暦,明治に改築された。
明治四十年(1907)に,字女郎垣内の愛宕神社を,また大字上渋谷字堀切の水神社を合祀した。
平成七年(1995)の大地震で倒壊し,十二年(2000)に再建された。コンクリート造のようである。
この日は例大祭で「稚児社参」で賑わっていた。
社殿前の石狛犬は台座に天保二年(1831)の銘を持つ古いものである。
境内に大歳社と稲荷社が祭られている。
参道の途中に愛宕神社が建っているが,明治四十年に合祀された愛宕神社との関係は不明。
(大阪府池田市畑3丁目15-8)
2009.10.25