諸国神社めぐり

素盞嗚神社(西宮市甲子園町〈こうしえんちょう〉)

甲子園素盞嗚神社鳥居
素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)は,阪神甲子園球場の南西に鎮座する。
創立年代は不明であるが,元禄年間に社殿を改築した記録があるという古社である。
他の素盞嗚神社と同じく,明治以前は牛頭天王を祭っていたが,神仏分離政策により祭神を素盞嗚尊に改め,社号も変更した。
(→祇園信仰とは?
かつて一帯は白砂青松の地で,当地は武庫川の支流の二つの川の合流点であった。
甲子園素盞嗚神社拝殿
社殿は昭和二十年(1945)の阪神大空襲で焼失し,戦後に再建されたものである。拝殿の背後には本殿がある。
本社のほか,境内に種吉稲荷神社とえびす社が祭られている。

岡田彰布氏揮毫「野球塚」星野仙一氏揮毫「夢」の碑
社地が甲子園球場に隣接するため,近年は「甲子園神社」「タイガース神社」の通称もあり,野球関係者の関心を集めている。境内に,野球塚(岡田彰布氏揮毫,2004年)や「夢」の碑(星野仙一氏揮毫,2008年)もある。
(狛犬ではなく「狛虎」がある大阪市天王寺区の大江神社もまたターガースファンの関心を集めている。)

(兵庫県西宮市甲子園町2-40)
2009.3.24


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