諸国神社めぐり

高津宮の境内(大阪市中央区高津〈こうづ〉)

高津宮境内
高津宮の本社裏に,谷底になったような薄暗い一角がある。 谷の底に「谷末社」が祭られている。白菊社(草野姫命〈かやぬひめ〉),千年社(大市姫命〈おおいちひめ〉),常高社(大山祇命〈おおやまつみ〉)の三座である。
草野姫は大山祇神の妃として多くの神を生んだ。大市姫は神大市姫とも称し大山祇神の子である。市場の繁栄を司る神として信仰されている。
高津宮境内の谷末社

高津宮境内の陰陽石(陽)高津宮境内の陰陽石(陰)
谷末社におりる坂の途中に「陰陽石」とよばれる怪石が祭られており,呪力を放っている。

高津宮の縁切坂
本殿を挟んだ反対側には「縁切り坂」と呼ばれる石段がある。
かつてその形状が「三くだり半」になっていたため,悪縁を断つ坂として密かに利用されているという。

(大阪府大阪市中央区高津1丁目,高津宮境内)
2007.11.20


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