諸国神社めぐり

大江神社(大阪市天王寺区夕陽丘町〈ゆうひがおかちょう〉)

大江神社鳥居
大江神社(おおえじんじゃ)は,JR天王寺駅の北1キロメートル,四天王寺の北西に鎮座する。
伝承では聖徳太子が四天王寺の鎮守社として創立したという。
豊受大神を主祭神とし,天王寺北村の産土神として信仰されていた。慶応三年に社号を大江と定めたという。
現在は,明治の神仏分離により四天王寺周辺の諸社から遷された祭神も合祀している。すなわち豊受大神に加えて,素盞嗚尊,欽明天皇,大己貴命,少彦名命の四柱である。
大江神社拝殿大江神社本殿
拝殿の背後に流れ造りの本殿がある。
境内には本社のほかに日吉稲荷神社と羽呉神社が,また参道石段の途中に護国神社(山口藩士招魂碑)がある。

大江神社境内大江神社境内の狛犬大江神社境内の狛犬
本社社殿の向かって左に日吉稲荷神社が立っているが,それと本社の間にも石の鳥居がある。しかし鳥居の先には社殿らしきものはなく,空き地のようになっている。
鳥居前の狛犬はなかなか味のある表情であるが,なぜか阿形と吽形で顔つきが異なる。

大江神社境内の狛虎大江神社境内の狛虎
鳥居の奥に置かれているのは狛犬ではなく「狛虎」である。
左側の吽形は早くに失われていたが,平成十五年(2003)八月十五日に阪神タイガースのファンによって奉納された。その翌月,タイガースはリーグ優勝を決めたのである。
(本拠地の甲子園球場の隣には「タイガース神社」とも呼ばれて野球関係者に親しまれている素盞嗚神社がある。)

(大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町)
2007.11.20


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