諸国神社めぐり

彼方神社(宇治市宇治乙方〈うじおちかた〉)

彼方神社社頭
彼方神社(おちかたじんじゃ)は,京阪電鉄(宇治線)宇治駅の東120メートル,宇治川の右岸に鎮座する。
創立時期や由緒は不明であるが,『延喜式』(神名帳)に「宇治彼方神社」(宇治郡十座の一座)と記載される古社である。
境内の石灯籠(享保十八年〈1733〉)には「諏訪大明神」と刻されているので,あるいは健御名方命を祭神とするのであろうか。
彼方神社社殿
彼方神社石灯籠
「諏訪大明神」の灯灯籠。

菟道稚郎皇子墓道標
社地の裏の道は,応神天皇の御子の菟道稚郎子(うじのわきのいらつこ)の陵墓(宇治墓)に通じている。

(京都府宇治市宇治乙方)
2019.12.18


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