諸国神社めぐり

宗像神社(上京区京都御苑〈きょうとぎょえん〉)

宗像神社社頭
宗像神社(むなかたじんじゃ)は,,地下鉄(烏丸線)丸太町駅の北東250メートル,京都御苑の中に鎮座する。
平安遷都の直後,延暦十四年(795),桓武天皇の勅命により,藤原冬嗣が筑紫の宗像神社を皇室鎮護の神として勧請したと伝える。
主祭神は多紀理姫命,市岐嶋姫命,多岐津姫命の「宗像三女神」である。
この地は清和天皇生誕の地とされ,歴代皇室の崇敬が篤かった。
応仁の乱によって焼失し,再建された。
社地は,後に花山院家の邸宅となったが,明治以後に邸宅が廃された後も社殿は残った。
宗像神社社殿
宗像神社社殿額宗像神社本殿
現在の社殿は安政年間(1854-1860)の再建である。

宗像神社境内社
本社の近くに金刀比羅宮(大物主神,崇徳天皇),繁盛稲荷社(命婦稲荷神),少将井社(櫛稲田姫神)が並んでいる。
宗像神社境内の花山稲荷社宗像神社境内の京都観光神社
少し離れた所に,花山稲荷社(倉稲魂神),京都観光神社( 猿田彦大神)がある。

(京都府京都市上京区京都御苑)
2018.12.18


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