諸国神社めぐり

牛一社貴船神社本宮境内)

牛一社(貴船神社末社)
牛一社(ぎゅういちしゃ)は,貴船神社本宮の境内に鎮座する。
祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめ)であるが,古伝に「牛鬼」という。
牛鬼は,貴船明神が貴船山中腹に降臨した際に供をし,名を仏国童子ともいう。
その後,牛鬼はその饒舌によって貴船明神の怒りに触れ,舌を八つ裂きにされて追放され,しばらく吉野の地に住んだ。
牛鬼は後に貴船に戻って謹慎し,許された。
その子の僧国童子は貴船明神に奉仕した。僧国童子の孫の安国童子まで姿が鬼であったが,その子の代から人の姿に変わり「舌(ぜつ)」の氏を名乗った。
舌氏は代々,貴船神社の神官を務めたが,貴船神社が賀茂別雷神社(上賀茂神社)の摂社となってからは賀茂縣主一族が神事を担当することとなり,舌氏は雑役を担当することとなった。

(京都府京都市左京区鞍馬貴船町180番地)
2017.12.12


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