諸国神社めぐり

賀茂別雷神社(京都市北区上賀茂本山〈かみがももとやま〉)

賀茂別雷神社鳥居
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)は,北大路駅(地下鉄烏丸線)の北北西1.6キロメートルに鎮座する。賀茂御祖神社(下鴨神社)に対して「賀茂上社」「上賀茂神社」とも称される。
祭神は賀茂別雷大神で,神代のころ社地の北方約2キロメートルの神山(こうやま;301m)に降臨したと伝える。
その後,天武天皇の七年(678)に現在の本殿に鎮座した。以来,鎮座地の移動はない。
当社は『延喜式』(神名帳)に名神大社「賀茂別雷神社」として記録され,「山城国一ノ宮」として崇敬され,明治以後は「官幣大社」に定められた。
例祭の「賀茂祭(葵祭)」は欽明天皇の御代(六世紀)に始まるという。

賀茂別雷神社鳥居
二の鳥居の先に細殿(ほそどの)が見える。
その先,本殿への道は直線ではなく,少し右に折れる。
賀茂別雷神社細殿
細殿の前に立砂(たてすな)がある。神山への神の降臨に因むとされ,神が依りつく神籬(ひもろぎ)である。
左奥に衣通姫神を祀る橋本神社が鎮座する。
細殿の右の「橋殿」を通ると楼門,中門があり,その先に国宝に指定されている本殿と権殿が東西に並び建つ。

賀茂別雷神社境内の岩上
境内摂社の片山御子神社の近くにある「岩上」(がんじょう)
葵祭の際,宮司がここに蹲踞して勅使と対面し,神の意志を伝えるという。神山の山頂近くにある磐座と並ぶ霊場である。

当社には多くの摂社,末社がある。
境内摂社は,片山御子神社,新宮神社,若宮神社,奈良神社賀茂山口神社須波神社である。
境内末社は,棚尾神社川尾神社橋本神社岩本神社,山尾神社,土師尾神社,杉尾神社,山森神社梶田神社である。
境外摂社は,大田神社久我神社である。
境外末社は,白鬚神社百大夫神社鎮守神社福徳神社,藤木神社,小森神社,半木神社である。

(京都市北区上賀茂本山339)
2016.12.14


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