諸国神社めぐり

三井社(京都市左京区下鴨泉川町〈しもがもいずみがわちょう〉)

三井神社
三井社(みついしゃ)は,河合神社の中門前に鎮座する末社である。社殿は北面する(河合神社に向かう)。
当社は「三塚社」とも称し,『延喜式』(神名帳)の「三井神社」(明神大社)に比定されてきた古社である。
(下鴨神社の本殿に隣接して鎮座する三所社も式内「三井神社」の候補である。)
古くはやや北方の地に鎮座し,賀茂御祖神社(下鴨神社)の蓼倉郷総社であったという。
かつては三座が独立した社殿であったが,正徳の造営で三社相殿となったという。
三井神社
祭神は,左(東社)が玉依媛賣命(たまよりひめ),中央(中社)が賀茂建角身命(かもたけつぬみ),右(西社)が伊賀古夜日賣命(いかこやひめ)である。
現在の社殿は宝永元年(1704)の造営である。

(京都市左京区下鴨泉川町59)
2016.12.13


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