諸国神社めぐり

任部社河合神社境内)

任部社
任部社(とうべのやしろ)は,河合神社の境内に鎮座する末社である。
河合神社本殿の西に鎮座する貴布禰神社(写真右)のさらに西の小祠である。
小社ではあるが,河合神社の創建時より祀られているという。
(『延喜式』所載の「鴨川合坐小宅神社」は現在の河合神社に当たるとするのが通説であるが,この任部社こそが『延喜式』の「鴨川合坐小宅神社」であり,河合神社の本社は『延喜式』の「須波神社」であるとする説もある。)
古くは「専女社」(とうめのやしろ)と称した。「専女」とは「稲女」で,食物にかかわるという。
安元元年(1175)に「小烏社」と合祀された。
任部社
現在の祭神は八咫烏命,すなわち神武天皇の東征時に先導したカラスで,賀茂建角身命(下鴨神社の祭神)の化身である。
八咫烏命は合祀した小烏社の祭神と思われるので,合祀以前の専女社の祭神は穀物神の倉稲魂命であろうか。

(京都市左京区下鴨泉川町59)
2016.12.13


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