諸国神社めぐり

饗土橋姫神社(伊勢市宇治今在家町〈うじいまざいけちょう〉)

伊勢市宇治今在家町の饗土橋姫神社
饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)は,皇大神宮(内宮)の北西,五十鈴川の左岸に鎮座する。
皇大神宮(内宮)の所管社三十社のうちの一社である。
社地は宇治橋の北西に150メートルの場所で,宇治橋鎮守神(うじばしのまもりのかみ)という橋の守護神を祭神とする。
創立の時期は不明で,江戸期には自治組織が管理し,明治期にも地元の産土神として信仰された。
明治二十二年(1889)の式年遷宮の際,内宮の所管となった。
かつての社地は宇治橋に近い場所であったが,国道建設のため,明治四十二年(1909)に現在地に移転した。
饗土橋姫神社社殿
内宮と外宮には数多くの関連神社があるが,20年ごとの式年遷宮に先立って,当社の社殿が最初に建て替えられるという。そのせいか,参拝時(2015年)に社殿はすでに少し古色を帯びていた。
当社の北東に津長神社(内宮摂社)が,南に大水神社(内宮摂社)がある。

(三重県伊勢市宇治今在家町)
2015.9.27


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