大学の森は,人文学部講義棟の北側にひっそりと造られている。
この一帯は,かつては茫漠とした砂丘地帯であったが,まずクロマツが植えられて森が形成されて鳥獣が栖息するようになった。その後,しだいに広葉樹が勢力を増して植生が多様化し,今では季節ごとに豊かな色彩が楽しめる憩いの空間を提供してくれている。
砂丘の中に取り残された潟があったらしく,中央部は水の枯れた凹地になっている。
校舎に隣接するにもかかわらず,めったに人も近づかない。好事家だけが訪れる秘密のスポットである。
2004.11.23, 2008.4.16, 2008.11.14, 2009.1.24, 2011.6.11